#430 心理テストからみることば
10月11日付の朝日新聞朝刊に掲載された「夫婦の呼び名、若者どう思ってる?」という記事で、東京農工大学の任利准教授(社会言語学)と守一雄名誉教授(認知心理学)による興味深い実験が紹介されていました。 ...
10月11日付の朝日新聞朝刊に掲載された「夫婦の呼び名、若者どう思ってる?」という記事で、東京農工大学の任利准教授(社会言語学)と守一雄名誉教授(認知心理学)による興味深い実験が紹介されていました。 ...
井出祥子先生の「アメリカ英語の男女差」では、ロビン・レイコフの研究(Lakoff, 1975)に基づいて、英語に内在する男女差がまとめられています。 ...
鈴木孝夫先生と平田オリザ先生の対談本『下山の時代を生きる』(2017)を読んでいます。非常におもしろく痛快な対談で、こちらも熱量高く読み進めております。 ...
前の記事で紹介した金庫を「金子さん」と表現する事例について、隠語のような言葉遣いがなぜ機能するのか、ひとつの解釈として「協調の原理」とその「4つの格率」、そしてその「違反」が関係していると捉えるのもありかな…などと考えていました。 ...
最近、自分より若い方の「語尾上げ」が気になることが多くなりました。代表的な例としては、「それはできんくない?」や「それってだめじゃない?」といった言葉遣いです。 ...
2026年10月8日の朝日新聞夕刊で、とても興味深い記事を見つけました。 なんと、インドネシアには日本のアニメキャラクターと同じ名前の人が1,000人以上もいるそうです。親日国として知られるインドネシアで、日本のアニメが広く浸透していることが背景にあるとのことでした。 ...
10月8日の朝日新聞朝刊では、匿名・流動型犯罪グループ(匿流)による隠語を使った事件が取り上げられていました。ターゲットに関する案件情報は秘匿性の高い通信アプリでやりとりされており、記事内では金庫の保管場所をめぐる指示が紹介されています。具体的には「入口から入ってテーブルが2つあるので、(テーブルのイスに)座って右側の下に金子さん」と語られ、金庫のことを「金子さん」と呼んでいたそうです。 ...
前回の悪口の言語的特徴に続き、比嘉・ニコラス(1989)では、英語における悪口の特色として以下の3点が挙げられています。 1点目は「神聖さを汚す言葉(profanities)を使う」ことです。日本語では宗教に関連する悪口はあまり見られませんが、英語では“God damn you!”や“Go to hell!”のように、神や宗教的概念を用いた表現が存在します。 ...
泉(2023)の『悪口ってなんだろう』にある「13悪口の文法」では、悪口の言語的な特徴についてまとめられています。 まず、「きもい」や「うざい」などの形容詞のほか、「あほ」「バカ」「まぬけ」といった言葉は、「あほな人」「バカな行為」のように「な」を使って名詞とつながり、修飾語や述語として用いられます。また、「嘘つき」「老害」「バイキン」などの名詞は、「あの嘘つきが~」のように特定の人やものを指す指示表現として使われたり、「あいつは嘘つきだ」のように述語として使われたりします。 ...
エスニックジョークを通して、世界各国の民族がどのようにステレオタイプ化されているかを見るのはとても興味深いものです。 東森(2012)では安部(2010)による定義が紹介されており、特定の民族集団における行動や思考の特徴を「愚かさ」や「賢さ」といったイメージ(スクリプト)と結びつけ、ジョークに取り込んでいると説明されています。また、こうしたテーマやイメージは、語る側と語られる側の間にある歴史、政治、言語、宗教、社会といった文化的な関係から生まれるものです。そのため、エスニックジョークは社会で起きていることを映し出す「社会の温度計」のような役割を果たしているとも言えます。なお、誰かの愚かさを笑うようなジョークにおいては、笑う側と笑われる側の間に「中央対周辺」という構図が存在することも指摘されています。 ...