#440 結婚/marriage/mariage
八代ほか(2009)では、Takahara(1974)の研究を取り上げ、言語による「意味」の違いについて説明されています。 この研究は、アメリカ人、フランス人、日本人を対象に、marriage / mariage / 結婚 という言葉からの連想について、3つの言語圏でのパイロット調査から得られた26語の中から選択してもらうという方法で行われました。 ...
八代ほか(2009)では、Takahara(1974)の研究を取り上げ、言語による「意味」の違いについて説明されています。 この研究は、アメリカ人、フランス人、日本人を対象に、marriage / mariage / 結婚 という言葉からの連想について、3つの言語圏でのパイロット調査から得られた26語の中から選択してもらうという方法で行われました。 ...
以前、「無痛分娩」を「鎮痛分娩」と呼ぶ表現の変更案について取り上げましたが、出産に関する話題で、もうひとつ「異常分娩」という表現の見直しが検討されていることを最近の新聞で見かけました。 ...
久しぶりに「スコポス理論」という言葉を耳にしたのですが、どのような内容だったか整理したくなったため、河原(2015)を参考に理論の成立背景も含めてまとめてみることにしました。 ...
井出(1988)の「アメリカ英語の敬語」に関する論考を読んでいたのですが、そこでは日本語特有と考えられがちな敬語の定義を拡張し、日英語における敬語の性質の違いがわかりやすく説明されていました。 ...
井出(1997)の『世界の女性語・日本の女性語』において、特に興味深く読んだのがフェミニズム台頭以前からあった日本語の女性語研究です。 国語学における「女房詞」や「遊里語」がそれに該当するとのことでしたが、どちらもあまり馴染みがなかったため、色々と調べてみました。 ...
多々良他(2022)を参考に概念メタファーについてまとめます。 概念メタファーとは、「ある概念を別の概念に関連付けて理解するという、人間の認知的な営み」のことです。ここでいう概念とは、私たちが心の中に蓄えているさまざまな物事についての知識であり、概念メタファーは「AはBのようなものだ」という形式で慣習化した理解のパターンを指します。 ...
多々良ほか(2022)のコラムでは、「相同性(homology)」という概念を用いて、日本語と英語のマンガ表現の比較がなされています。 ここでいう相同性とは、「言語構造や文化的構築物などにおいてみられる構造的並行性」のことを指します。 ...
コミュニケーションのモデルについて、八代他(2009)で紹介されていた「交流(トランスアクション)モデル」を取り上げたいと思います。 このモデルでは、現実の私たちのコミュニケーションを考える際、送り手と受け手がフィードバックを受けながら単にボールを投げ合う(キャッチボールをする)ような理解だけでは不十分であると指摘されています。その象徴的な例として、「投げたボールが必ずしも意図通りに受け取られるとは限らない」という事例が紹介されています。 ...
先日もご紹介した鈴木孝夫先生と平田オリザ先生の対談本『下山の時代を生きる』(2017)を読み返し、久しぶりに「タタミゼ」という言葉を目にしました。これは鈴木先生がさまざまな著書で触れられているもので、日本の「畳」を語源としてフランスで使われ始めた比較的新しい言葉です。 ...
村松(1994)の『女性とマスメディア』では、マスメディアという圧倒的な情報環境によって現実が構成されるという点について触れられています。 最近は若者の間でテレビよりもSNSや動画配信サービスに割かれる時間が増加傾向にありますが、依然として全体の視聴時間数ではテレビが多いという点も踏まえて本書を読み進めていました。その中で、当時と現在で状況が変わっていないと感じた一節があります。 ...