#402 身を守るためのことば

両親が現在イギリスを旅行中とのことで、自分が行ったイギリス旅のことが急に懐かしくなり、当時の写真を見返していました。留学中の友人を訪ねた旅で、ロンドンからカンタベリー、ライ、サザンプトンへと転々と滞在しました。 ...

2026-9-16

#394 危険なナラティブ

前回の記事に続きナラティブの影響力を感じたお話ですが、9月5日の朝日新聞朝刊の「不満・分断、あおる認知戦」という記事についてです。 きたる沖縄県知事選に向けて、SNS上でのナラティブ(物語)の拡散に対して警戒感が高まっているという内容でした。その背景には、近年、国内外の大きな選挙において「外国勢力がSNSなどを通じて世論や投票行動に影響を与えようとする『認知戦』」が仕掛けられていることがあります。 ...

2026-9-8

#393 広告という物語

久保田他(2026)の日本認知科学会の大会論文集を読みました。 現代の成熟消費社会では、製品の機能以上に意味や体験を伝える「ナラティブ(物語)」の役割が増しているそうです。ナラティブが消費者の情報処理を促し、ブランドとの結びつきを高めることで説得効果を持つ(Escalas 2004)という指摘はとても興味深いと感じます。 ...

2026-9-7

#315 マミー・ブログ

昨日の続きで、ナラティブとソーシャルメディアの関係について言及されている論文はないかと色々と探っていました。ある研究論文では、母親の育児経験談といった「語り」を扱うソーシャルメディア研究が欧米に数多く存在することを指摘し、それらの先行研究をレビューしています。 ...

2026-6-21

#314 ミームで広まるナラティブ

朝日新聞の朝刊(6月19日付)のオピニオン&フォーラム面に掲載されていた、「エプスタイン問題と米国 陰謀論と親和性 世代間対立も」という記事を読みました。その中で、宗教学者の柳澤田実さんが語られていた以下の言葉が印象に残っています。 ...

2026-6-20

#251 敬語で指標する

池田(2009)の「広告にみる日本の言語世界」では、多種多様な広告を例に、その言語的な特徴が鋭く分析されています。この中では、広告や警告、命令、さらには地図といったサインまでもが「ナラティブ(語り)」として捉えられており、その延長線上で「ジャンル」という概念にまで考察が広げられています。 ...

2026-4-18

#242 まるで映画のように語る(2)

前回の続きとなりますが、トランプ大統領による「映画のような語り」はまだまだ続きます。実際のスピーチを確認していくと、戦争映画やアクション映画でおなじみの決まり文句のようなフレーズが随所に確認されました。 ...

2026-4-9

#241 まるで映画のように語る

テレビのニュースで、トランプ大統領が4月6日に行った演説の様子を拝見しました。内容は、イランとの戦闘において撃墜された米軍戦闘機の乗員2人のうち、1人が敵地に取り残されたものの、その後の大規模な救出作戦によって無事に生還したことを伝えるものでした。 ...

2026-4-8

#203 語りの中でのポジショニング

木場(2019)の論文を読みました。木場は、両性愛(バイセクシュアル)の性的少数者である女性、かつ日本では「外国人」とされうる民族的少数者の女性へのインタビューをもとに、語りの場において彼女たちのアイデンティティがどのように構築されていくのかを、ナラティブ分析によって明らかにしています。 ...

2026-3-1

#202 ナラティブの潮流

ナラティブについて、秦(2018)をもとに整理しておきます。もともとポジショニング理論について考えようとしていたところで出会った論文で、理論的背景として示されているナラティブ研究の潮流がとても分かりやすくまとめられていたため、ここに書き留めます。 ...

2026-2-28