#324 呼び方で関係性を変える試み
6月28日の朝日新聞の記事「〇〇先生と呼ばないで 九工大「さん付け」推奨 教員と職員の間、無意識の上下関係なくす試み」が印象に残っています。 九州工業大学では、教員と職員の間にある無意識の上下関係を突破するため、大学教員のことを「〇〇先生」ではなく「〇〇さん」と呼ぶ取り組みを2021年度に始めたそうです。これは会議やメールの文面でも実施されています。 ...
6月28日の朝日新聞の記事「〇〇先生と呼ばないで 九工大「さん付け」推奨 教員と職員の間、無意識の上下関係なくす試み」が印象に残っています。 九州工業大学では、教員と職員の間にある無意識の上下関係を突破するため、大学教員のことを「〇〇先生」ではなく「〇〇さん」と呼ぶ取り組みを2021年度に始めたそうです。これは会議やメールの文面でも実施されています。 ...
昨日の多々良先生のお話(「オンラインにおけるメディア報道の変容:メディアスポーツを事例として」)の中で紹介されていた、太田(2009)の「スポーツ放送の役割語」に関する文献を読みました。 ...
日本言語学会(@桜美林大学)のワークショップとシンポジウムに参加しました。 ソーシャルメディアの言語的特徴として、落合さんのご発表では、ソーシャルメディアの言語的特徴について「話しことばと書きことばの中間」と捉えるのではなく、話しことばの特徴が「文体的特徴」に、書きことばの特徴が主に文の示し方に関する「言語規範的特徴」にそれぞれ対応して成立している、という提案がなされていました。 ...
授業で皆と一緒に、瀬戸賢一氏の論考「雨の表現がたくさんある日本語は風流か?」(『新英語教育』)を読みました。私自身、『雨のことば辞典』の読者として、日本語には雨を表す言葉が非常に多いという事実は知っているつもりでした。しかし、この論考が提示する英語との対照的な視点が面白く、ちょうど台風が近づいている今日、そしてこの梅雨の季節に書き残しておくのも乙かなと思い、今回取り上げることにしました。 ...
音声情報に頼る電話でどのようにターンテイキングが行われているのか気になり、色々と探すうちに、少し当初の疑問からは逸れるのですが、岡本・芳野(1997)の論文を見つけ、興味深く読みました。この論文では、日本語母語話者同士、および非母語話者と母語話者の電話会話における「開始部」と「終結部」を分析し、非母語話者との会話で生じる違和感から、母語話者がどのように談話を管理しているのかを考察しています。 ...
大学内で他の先生のご研究の発表を伺う機会がありました。ある地域の方言について、そのアクセント体系を記述されているとのことだったのですが、その後のディスカッションで、恥ずかしながら私の知らなかった情報をいろいろと得ることができましたので、こちらにまとめておきたいと思います。 ...
朝日新聞の「メディア空間考」という記事で興味深いお話があったのでここに書き留めておきたいと思います。 記事の中で取り上げられていたのは「サプリメント」という言葉です。実は法律上の定義はなく、多くの人が錠剤やカプセル剤を思い浮かべる一方で、最近ではグミやチョコのサプリも登場しています。私自身も、体に良い栄養素が入ったものかな、というぐらいの認識でいました。 ...
小玉(1996)では、対談インタビューにおける「ほめ」の機能について検討されています。そこではTannen(1989)を引用し、会話が成立するためには話し手だけでなく聞き手の積極的な参加が必要不可欠であるとした上で、その具体的な参加の方法として相槌や繰り返し、そして「ほめ」が挙げられています。 ...
授業内でスポーツの実況解説を取り上げ、そこから観察できる日本文化の特徴について考えました。具体的には、専門家や有識者である解説者とアナウンサーの間にある上下関係や、お互いの立場を「わきまえる」関係性についてです。すると、数人の学生がコメントシートに「今回のワールドカップでの本田圭佑さんの解説が話題になっている」と書いてくれました。 ...
昨日の続きで、ナラティブとソーシャルメディアの関係について言及されている論文はないかと色々と探っていました。ある研究論文では、母親の育児経験談といった「語り」を扱うソーシャルメディア研究が欧米に数多く存在することを指摘し、それらの先行研究をレビューしています。 ...