#314 ミームで広まるナラティブ

朝日新聞の朝刊(6月19日付)のオピニオン&フォーラム面に掲載されていた、「エプスタイン問題と米国 陰謀論と親和性 世代間対立も」という記事を読みました。その中で、宗教学者の柳澤田実さんが語られていた以下の言葉が印象に残っています。 ...

2026-6-20

#313 ソナエルジュへの変更

生命保険協会が、「生保レディ」と呼ばれてきた営業職員の新愛称を2025年に募集し、9,191件の応募の中から「生保ナビゲーター ソナエルジュ」に決定したそうです。現在でも営業職員の約8割を女性が占めているそうですが、記事によると、今回の変更には「性別にとらわれない新たな愛称を業界として決めるため」という狙いがあります。「ソナエルジュ」という言葉は、生命保険がリスクへの「備え」になることと、案内人を意味する「コンシェルジュ」を掛け合わせて生まれたものです。 ...

2026-6-19

#312 スケボーの解説

授業では、スポーツ実況の日英語対照(多々良 2017)を扱いました。そこでは先行研究の知見も交えながら、実際の例をもとに日米の言語文化の違いが説明されています。 ...

2026-6-18

#311 いまだテレビが主流でも

今朝の朝日新聞の記事で、NHK放送文化研究所によるメディア利用に関する調査結果が取り上げられていました。記事によると、調査日(平日)に15分以上リアルタイムでテレビを見た人の割合が、10代から70歳以上までのすべての世代で減少したそうです。これは同じ調査方法を開始した1995年以降で初めてのことです。 ...

2026-6-17

#310 能動でも受動でもない「学び」

『学ぶ力』を読んでいて、そこに「中動態(middle voice)」の概念が引き合いに出されていたのでご紹介したいと思います。 「学ぶ」という動詞は、「勉強する」とは全く異なる動詞です。「勉強する」のは、目標があり、それに向かって能動的に何かをすることであり、その成果は評価され得るものです。一方で、この本で伝えたい学び、「学ぶ」という概念は、能動態でも受動態でもない「中動態」の動詞であることを示していると言われています。 ...

2026-6-16

#309 書く力とは

渡辺雅子さんがお話しされている記事に触れる機会がありました。そこで語られていた「アメリカ、フランス、日本における小論文の書き方や作文教育の違い」が非常に興味深かったので、今回はその内容を書き留めておきたいと思います。 ...

2026-6-15

#308 重言について考える

本日の朝日新聞の連載「街のB級言葉図鑑」を読んだのですが、そこで紹介されていた「重言(じゅうげん)」の話題がとても興味深いものでした。記事のタイトルにもなっている「サイネージ看板」などがその代表例として挙げられています。そもそも「サイネージ」には「看板・標識」という意味があるため、「サイネージ看板」だと「看板看板」と言っていることになってしまいます。このように、同じ意味の言葉を重ねてしまう表現のことを「重言」と言います。 ...

2026-6-14

#307 名前を言ってはいけない生き物

西本(1999)の「言語研究におけるタブー」についての箇所を読んでいたのですが、非常に興味深い内容でした。 私たちは普段、言葉を使ってコミュニケーションを図っています。その言語表現には、伝達という目的を果たすために「明示的でなければならない」という側面がある一方で、聞き手が不快な反応を示さないよう配慮した「物事を婉曲的・暗示的に言い表そうとする」側面もあります。円滑なコミュニケーションのためには、この両者のバランスが適切に保たれていなければならないと述べられています。 ...

2026-6-13

#306 落語家さんのおはなし

昨日、大学の企画で落語家の立川志の春さんの講演会に参加しました。志の春さんの海外生活の経験や企業に勤められていた経歴、そして落語家になるまで、なってからの歩みのすべてが現在の素晴らしい語りに繋がっていて、非常に興味深いお話ばかりでした。 ...

2026-6-12

#304 連濁からみる日本語のゆれ

先日の記事で触れた連濁について、大変興味深いお話を見つけました。東京大学教授の廣瀬友紀さんが、小学生の素朴な疑問に答える「このことばヘンじゃない!?」というコーナーで、連濁を別の視点から取り上げていらっしゃったのです。 ...

2026-6-10