#303 上からの変化か?

昨日の新聞を読んでいたところ、4月17日の気象庁の発表として、最高気温が40℃以上の日の名称が「酷暑日」に決定したという話題が再び取り上げられていました。 ...

2026-6-9

#302 TEDっぽさはどこから?

明日の授業の中で「大学の学長のスピーチの日米比較」という項目を扱うため、関連する論文を探していたところ、櫻田(2018)の論文が目に留まりました。この論文では、TED Talksにおける語りをもとに、パブリック・スピーチの構成と言語表現が日英語対照的に分析されています。TEDのように万全に準備されているスピーチということもあってか、扱われている12本のスピーチにおいて、それぞれの言語ごとに共通する構成や表現が多く見られるのが印象的でした。「TEDっぽさ」を作る要素といってもいいかもしれません。 ...

2026-6-8

#301 連濁を略してわかりやすく?

ついに新聞の購読を始めました。今朝は日曜日ということもあり、時間をかけてじっくりと隅々まで読むことができ、なんと幸せな日曜日の朝だろうとしみじみ感じています。平日にどれくらい読む時間を確保できるか、また時間を残そうと思えるかはまだ未知数ですが、まずは無理なく楽しく読み進めていきたいです。 ...

2026-6-7

#300 聞き手の貢献

前回に引き続き「発話の共同構築」について…。日本語学における「発話の共同構築」には、相槌や相手の発話の繰り返しなども含めた「共話(きょうわ)」という広い概念(水谷1988、1993など)があります。また、談話分析の研究である宇佐美(2006)では、複数の話者によって完結される一つの文を「共同発話文」として扱っていることなどが、宮永(2025)の中で紹介されています。 ...

2026-6-6

#299 一緒に作る

東(2009)の「精神療法の英語」というセクションでは、セラピストとクライエントが互いに歩み寄った発話をする「スピーチ・アコモデーション」の例として、「2人で1つの文を作り上げる」という現象が紹介されています。東によれば、聞き手が相手の話を完結させることは、相手の話に自分を合わせていくことであり、それが実際にできると示すことにもなります。これにより、知識や経験を共有している感覚を相手に与えられるため、お互いの親近感を深めるための効果的なスタイルだと言及されています。 ...

2026-6-5

#298 電柱の自分を想像する

ある婚活番組で、アドバイザーである植草美幸さんが、自分から動かずに「結婚できない」と悩む女性に対して、「電柱女」と叱咤している場面がありました。女性を「電柱」に喩えるという表現はとても新鮮に、そして少し恐ろしくも感じられましたが、その痛快さだけでなく、その後の出演者の振る舞いを「電柱」として捉えると非常に腑に落ちるものがあり、期せずしてメタファーが持つ力を強く実感させられました。 ...

2026-6-4

#297 カワイイに正解なんてない

ジェンダーイデオロギーやセクシストランゲージについて考えるとき、特に印象に残っているのが、東氏が紹介していたハウス食品のCM「私作る人、僕食べる人」です。料理を作るのは女性、それを待って食べるのは男性という前提(イデオロギー)が、当時の社会に根強く残っていたからこそ、このようなCMが制作されたのだと思います。もちろん、放送直後から大きな問題となり抗議を受けましたが、当時のジェンダー観を象徴する事例と言えます。 ...

2026-6-3

#296 おいしく召し上がれますように

授業で日米の接客の違いについて扱う機会があり、井上先生の『英語の思考法』に書かれていた「ファミレスの『つながり』コミュニケーション」というお話を思い出しました。 ...

2026-6-2

#295 聖書のメタファー

橋本・八木橋(2006)の『聖書のメタファー分析』という論文では、聖書の中で様々なメタファー(隠喩)やメトニミー(換喩)がどのように使われているかが取り上げられています。これらの表現が、単なる言葉の飾りではなく、私たちの概念レベルで機能し、聖書が描き出す状況をありありと浮かび上がらせる重要な役割を果たしていることが示されています。 ...

2026-6-1