#284 やめれる?に衝撃を受ける
授業の中で「ら抜き言葉」の年齢別使用率や生起率の上昇について取り上げたところ、学生のコメントシートに「『やめれる?』をよく使います」という声が散見されました。これには何か流行の要因がありそうだと思い検索してみたところ、関連がありそうな記事を見つけました。もしかすると学生の年代では当たり前のことなのかもしれず、ここに「発見」として書くのも少し恥ずかしいのですが、私にとっては初耳だったため書き残しておきたいと思います。 ...
授業の中で「ら抜き言葉」の年齢別使用率や生起率の上昇について取り上げたところ、学生のコメントシートに「『やめれる?』をよく使います」という声が散見されました。これには何か流行の要因がありそうだと思い検索してみたところ、関連がありそうな記事を見つけました。もしかすると学生の年代では当たり前のことなのかもしれず、ここに「発見」として書くのも少し恥ずかしいのですが、私にとっては初耳だったため書き残しておきたいと思います。 ...
明日の授業で「法言語学」のセクションを取り上げるため、関連する文献や記事を色々と読み込んでいます。 法言語学といえば、私が学部生の時に堀田秀吾先生の講演を聞いた際、非常に印象に残ったお話があります。それは、筆跡だけでなく「文章そのもの」にもその人の特徴が強く表れており、実際にそうした分析が個人の特定に使われることもある、というお話でした。私の記憶が正しければ、特に「句読点の打ち方」などには、その人の特徴がよく現れるとのことでした。 ...
坂本(2003)は、接客販売における販売員と顧客の対話を分析し、言葉の機能や特定の語彙が購買にいかに効果的に働くかという「言語効力」について定量的な分析を試みています。 ...
引き続き、橋元先生の論文の中から、特に印象に残ったキーワードや論点についてまとめておきます。 論文の中では、2024年の兵庫県知事選挙が取り上げられています。パワハラなどの疑惑を告発する文書を発端に、議会から不信任を突きつけられた前知事が選挙で再選を果たすこととなりましたが、その背景にはSNSの活発な利用がありました。橋元先生は、この選挙におけるSNSの活用を論じる中で、SNSが持つ特有の性質について触れています。 ...
橋元良明先生の「ネット社会における言論空間のゆがみ」を読んでいると、SNSの動画コンテンツがなぜこれほどまでに普及しているのか、その必然的な背景や、私たちがどのようなコミュニケーションを好んでしまうのかという心理的要因が見えてきます。 ...
川原先生の『「声」の言語学入門』の中では、俵万智さんのほかに上白石萌音さんとのやりとりも紹介されています。その中で、上白石さんが「唇歯音(しんしおん)」を使用するという特徴に触れられていました。 ...
堀田秀吾先生の著書『戦略的タメ口』の中で、タメ口を「制限コード」として分類している箇所があり興味深く感じました。 これまで私にとって「精密コード」や「制限コード」という言葉は、能力格差を論じる文脈で使われることが多い印象でした。そのため「制限コード」で話すことは、教育を受けていない、あるいは知力が低いといったネガティブな意味で捉えられ、社会的に不利になるという文脈でこの用語に出会ってきました。 ...
昨日、人間のコミュニケーションの特徴として「流動性」と「恣意性」について触れましたが、川原先生のご著書を読み進めると、ここからさらに興味深い話へと繋がっていきます。 ...
津田(2001)によれば、トゲウオのコミュニケーションは生得的に獲得されているものであり、動物のコミュニケーションシステムは静的で閉鎖的であると言われています。 ...
津田(2001)は、人間と動物のコミュニケーションの本質的な違いを述べる中で、合図や伝達の仕方を広くコミュニケーションと呼ぶのであれば、人間に限られるものではない、という中で、ミツバチやトゲウオを例にあげて、それぞれの固有な行動を通じて仲間同士と連絡をとりあっていることが観察されてきたと指摘しています。 ...