#421 エスニックジョーク
エスニックジョークを通して、世界各国の民族がどのようにステレオタイプ化されているかを見るのはとても興味深いものです。 東森(2012)では安部(2010)による定義が紹介されており、特定の民族集団における行動や思考の特徴を「愚かさ」や「賢さ」といったイメージ(スクリプト)と結びつけ、ジョークに取り込んでいると説明されています。また、こうしたテーマやイメージは、語る側と語られる側の間にある歴史、政治、言語、宗教、社会といった文化的な関係から生まれるものです。そのため、エスニックジョークは社会で起きていることを映し出す「社会の温度計」のような役割を果たしているとも言えます。なお、誰かの愚かさを笑うようなジョークにおいては、笑う側と笑われる側の間に「中央対周辺」という構図が存在することも指摘されています。 ...