#174 何を知覚しているのか
アドラーの『異文化組織のマネジメント』の中に、知覚について述べられている興味深い箇所があります。そこでは知覚が、「各個人が自分自身にとって意味のある経験となるように、外的環境からの刺激を選択し、構成し、評価するプロセス」であると定義されています。 ...
アドラーの『異文化組織のマネジメント』の中に、知覚について述べられている興味深い箇所があります。そこでは知覚が、「各個人が自分自身にとって意味のある経験となるように、外的環境からの刺激を選択し、構成し、評価するプロセス」であると定義されています。 ...
前回の話の続きになりますが、渡辺(2004)では、「どんな一日だったか」を語る日米の違いについて、内容だけでなく言語的な特徴にも触れられていました。ここでは、その点を少し整理しておきたいと思います。 ...
ホームステイをしていたときや、英語話者の人といい感じでテキストのやりとりをしていたときに、実は少し苦手だと感じていた質問があります。それが、「How was your day?(今日どんな一日だった?)」という問いでした。何をどう答えたらいいのだろう、と考えてしまい、その一言にちょっとしたストレスを感じることさえありました。 ...
Markus and Kitayama(1991)は、自己や他者、そしてその相互関係をどのように捉えるかについて、文化による違いがあることを指摘しています。ややステレオタイプ的に整理されている側面もあるとは思うのですが、「こうした捉え方のバリエーションがある」と知るという点では有効だと感じているので、ここに書き留めておきます。 ...
本屋に行くと、ついゲッターズ飯田の本を立ち読みしてしまいます。占いに書かれている前向きな言葉の数々に、恥ずかしながら励まされることがあります。そして、そこに書かれている「良いこと」を、現実のものにしようと背中を押されているような気持ちになることもあります。 ...
企業において、「創業者物語(founder’s story)」は、従業員のアイデンティティ構築において重要な役割を果たすようです。Lønsmann(2019)は、国際化を迫られる家族経営のデンマーク企業を対象に、創業者物語がどのように語られ、また企業の刊行物などでどのように使用されているのかを、エスノグラフィー的に調査しています。 ...
「ファッション英語」の授業をきっかけに、これまであまり触れてこなかったジャンルの語彙にも目を向けるようになりました。その中でも特に印象に残っているのが、過去分詞が形容詞として多く使われているという点です。 ...
役割語について、堀田秀吾先生の『「勘違い」を科学的に使えば武器になる』の中にある「ことばコスプレで自分を演出」という章を読みました。ここでは役割語とは、「聞き手が接したときに、その表現を使う人の人物像をステレオタイプ的に思い浮かべやすい表現」として紹介されています。 ...
ことばの力から、語法効果のことを考えていて、以前も取り上げましたが、そこで取り上げられていた Loftus and Palmer(1974) の Discussion 部分を読んでみました。そこでは、ことばの力が「ラベル」として説明されています。 ...
「発語媒介行為」について考えています。これは発話行為(speech act)の3種類のうちのひとつですが、いわゆる「ことだま」や、私がこれまで研究対象としてきた企業のミッション・ステートメントなど、「言葉が人々を動かす力」を説明する際に、とても有効なのではないかと感じたからです。 ...