#11 明かすことと隠すこと(1)
ブックログの方で、瀬戸内寂聴の『あきらめない人生』の「みそかごと」という話を印象に残った箇所として紹介しました。 そこでは、披露宴で二人の関係をオープンにすることで、かえって未知なるものに感じるわくわくや興味を失ってしまう。逆にいえば、みそかごとに惹かれる私たちの性(さが)について書かれていました。 ...
ブックログの方で、瀬戸内寂聴の『あきらめない人生』の「みそかごと」という話を印象に残った箇所として紹介しました。 そこでは、披露宴で二人の関係をオープンにすることで、かえって未知なるものに感じるわくわくや興味を失ってしまう。逆にいえば、みそかごとに惹かれる私たちの性(さが)について書かれていました。 ...
前にプレゼンテーションの記事の中で「聞き手の影響力」について書きました。話し手のスタイルや内容は、聞き手の関わり方によっても変わってくる、つまり聞き手にも”責任”がある、という見方でした。 ...
朝ドラ『あんぱん』で、ヒロインののぶが猛勉強の末に速記法を身につけて記者になるシーンがありました。きっかけは、亡き夫が生前に速記で残したメッセージ。最初はただのふにゃふにゃした線や丸にしか見えないのに、一つひとつ読み解いていくと現れた言葉が・・・ ...
テレビっこでドラマ好きとして、これまで多くの作品を観てきました。サブスクリプションを利用するようになってからは、日本の作品に限らず海外のドラマも幅広く視聴するようになりましたが、その中で強く印象に残っているのは、韓国ドラマや日本のドラマにおいて登場人物の「心の声」がきわめて多く用いられているという点です。 ...
先日、阿部圭子先生の共立アカデミー「英語圏のことばと文化」で取り上げられていたテーマがとても印象に残りました。それは、「お礼を言う期間はどこまで続くのか?」という話題です。授業では、アメリカではその日やその場限り、日本ではしばらく続く、という文化的な違いが紹介されていました。 ...
この時期になると、毎年思い出すことがあります。それはたいてい、過去のちょっとした後悔からくるのですが、決してネガティブではなく、「次はこうしよう」という前向きな気づきですので、よろしければお付き合いください。 ...
お盆の話を続けます。 13日から15日にかけては、新盆(あらぼん・しんぼん)で、祖父の家には多くの方が次々と訪れました。誰がいつ来るのか分からず、少々慌ただしそうではありましたが、皆が祖父を偲び、思い出を語り合う姿はとても温かく感じられました。 ...
お盆で、父の実家のある長野県飯田市に来ています。 今年は祖父が亡くなって初めてのお盆ということで、親戚一同が集まりました。せっかくなので、ここで感じたコミュニケーションの面白い点を少しご紹介します。 ...
担当している多くの授業で学生にプレゼンテーションをしてもらっていますが、その際に力を入れているのは、話し手よりも聞き手側の練習です。 その背景には、話し手の発話が聞き手によって変化するというオーディエンスデザインの考え方(”In audience design, speakers accommodate primarily to their addresse" p. 145)があります(Bell 1984)。ベルはラジオのニュースキャスターの発話スタイルを対象にしていますが、そうしたメディアの発信は、一方通行のように見えて、実は双方向的なインタラクションで成り立っている(多々良 2017)という主張も意識しています。これらの考え方はもともと語の選択やイントネーションといった発話スタイルの変化に注目するものですが、プレゼンテーションの場では、プレゼンターの発話内容やその質、情報量にまで広く適用できると私は考えています。 ...
先日、銀座のとあるお店で『銀座百点』という雑誌に出会いました。どのような雑誌かというと、 創刊は1955(昭和30)年。渋谷や新宿の台頭に危機感を募らせた銀座の100の専門店が前年に結成した「銀座百店会」が、街の魅力を発信しようと発行した。発行部数は約6万部で、加盟店が原則500部ずつ買い取り、得意先に贈ったり、店先から持ち帰ってもらったりするのが特徴。 ...