#374 商店での雑談
昨日聞いた「いらっしゃいませ」という言葉からインスピレーションを受け、お店でのやりとりに関する論文を読んでみたいと思い調べてみました。 今回読んだ酒井(2022)の論文では、広島県の瀬戸内海島しょ部にある個人商店の会話データを分析し、地方や小規模地域の近隣型商店における店員と常連客のコミュニケーション、特に「出会いのあいさつ直後に生起する雑談」に着目しています。 ...
昨日聞いた「いらっしゃいませ」という言葉からインスピレーションを受け、お店でのやりとりに関する論文を読んでみたいと思い調べてみました。 今回読んだ酒井(2022)の論文では、広島県の瀬戸内海島しょ部にある個人商店の会話データを分析し、地方や小規模地域の近隣型商店における店員と常連客のコミュニケーション、特に「出会いのあいさつ直後に生起する雑談」に着目しています。 ...
前回の記事で紹介した『雑談の美学』の中で、堀田(2015)は、雑談をどのように判別するかという点について、Grice(1975)の協調の原理を「雑談度を見極める指標として援用」しています。協調の原理は、「関連性」「質」「量」「様態」の4つの公理から成りますが、堀田はこれらを雑談の分析に即して整理しています。 ...
12月18日に大阪で開催された、井上逸兵先生と堀田隆一先生のトークライブに参加しました。そもそもライブハウスのような場に言語学者が呼ばれていること自体が印象的で、ことばをツールとしてよりは、愉しむものとして捉える感覚が反映されているというお話が始まったように記憶しています。ことばは情報伝達の手段にとどまらず、楽しむ対象でもあるという点について、ヤコブソンの話題にも触れられていました(到着時点ですでにお酒が入っていたため、細部の記憶はやや曖昧です…)。そのほかにも、効率が強く求められるAI時代だからこそ浮かび上がる「雑談」や「無駄」への関心、そしてメディアによる発信が、もはや一方向的な「発信」というよりも、「共有」に近いものになっているのではないか、といった話題まで、幅広く展開されていました。 ...
昨日の国際ビジネスコミュニケーション学会のシンポジウムでは、「プロジェクトベースの国際共修:大学教育とビジネスの交差点」というテーマのもと、3人の先生方が登壇されました。それぞれ「ビジネスコミュニケーション」(柴田真一先生)、「国際共修」(村田和代先生)、「トランスランゲージング」(山本綾先生)について、具体的な事例を交えながらお話しされていました。 ...
昨日、本務校でメンタルヘルスに関する講習を受けました。講師の先生は、ご自身が講師資格を取得するきっかけになった本を紹介されていました。それは見波利幸著『心が折れる職場』という本です。まだ手元にはありませんが、アマゾンの紹介冒頭には「飲み会なし、雑談なしは危険信号。」と書かれていました。紹介だけで中身に触れるのはおこがましいのですが、この一文はとても印象的でした。 ...