#123 視線にみる理解
豊倉・山田(2017)では、これまで長く使われてきた「1秒4文字」という字幕のルールについて、その妥当性を実際に検証しています。具体的には、字数制限の異なる3種類の字幕(1秒4文字、6文字、8文字)を用意し、視聴者の視聴行動にどのような影響があるのかを、視線計測装置を使って測定しています。視線の動きは、字幕の情報を処理する際にどれだけ認知資源が必要かを把握するための重要な手がかりになるからだそうです。 ...
豊倉・山田(2017)では、これまで長く使われてきた「1秒4文字」という字幕のルールについて、その妥当性を実際に検証しています。具体的には、字数制限の異なる3種類の字幕(1秒4文字、6文字、8文字)を用意し、視聴者の視聴行動にどのような影響があるのかを、視線計測装置を使って測定しています。視線の動きは、字幕の情報を処理する際にどれだけ認知資源が必要かを把握するための重要な手がかりになるからだそうです。 ...
昨日取り上げた視線配布について、片岡(2006)を読み進めていました。 この研究で用いられている談話データは、『ミスター・オー』という絵本のコマを使い、参加者に相談しながらカードを並べ替えて自然な物語を構成してもらう課題から得られたものです。参加者は日本語話者と英語話者で、さらに社会的要因として「学生―教員」という関係性も設定されています。 ...
明日は授業で、マルティモーダル分析について扱う予定です。片岡(2017)によれば、マルティモーダル分析(multimodal analysis)とは、ことば・身体・事物・環境といった複数の伝達様式を単なる寄せ集めとしてではなく、統合的に観察し、それぞれの要素や参与者間の協調や相互作用を分析の射程に収めようとする理念/アプローチを指すとされています(Streeck et al. 2011)。 ...