#276 風を感じる「さ行」

昨日、人間のコミュニケーションの特徴として「流動性」と「恣意性」について触れましたが、川原先生のご著書を読み進めると、ここからさらに興味深い話へと繋がっていきます。 ...

2026-5-13

#275 流動的なことば

津田(2001)によれば、トゲウオのコミュニケーションは生得的に獲得されているものであり、動物のコミュニケーションシステムは静的で閉鎖的であると言われています。 ...

2026-5-12

#85 ひとのことば(3)

昨日から紹介している人間の言語の特徴について、今日は最後の二つをまとめたいと思います。 まず、⑥の転位(可能)性とは、「コミュニケーション行動において、記号をそれが表現するものと、時間的・空間的な距離を置いて使うことを可能にするような特性」のことを指します。つまり、過去や未来、または遠く離れた場所での出来事を語ることができるという点に、この特質がよく表れています。一見すると、ミツバチのダンスも蜜を見つけて、その位置を仲間に知らせるという点で、時間的にも空間的にも転位可能性を持つように見えます。しかし唐須は、ミツバチは回り道をして用を足したりせず、まっすぐに巣に飛んで帰る点において、刺激の制約からは自由になっていないと指摘しています。つまり、ミツバチのダンスは人間の言語のような自由な転位ではないのです。 ...

2025-11-3

#84 ひとのことば(2)

昨日に続いて、『文化の言語学』から、言語の特徴の③〜⑤についてご紹介します。 まず③の恣意性(arbitrariness)。「ある記号とその意味との間に幾何学的類似性がある場合、その記号を像的(iconic)と呼ぶが、それ以外の場合を恣意的(arbitrary)と呼ぶ」とあります。たとえば「犬」という動物の概念と、/イヌ/という音のあいだには、形や構造上の似かよいは一切なく、まさにその結びつきは偶然的・恣意的なものです。 ...

2025-11-2

#36 巨大なDレックス

まさに今NHKスペシャル「恐竜超世界3」を視聴していて、『ジュラシック・ワールド/復活の大地』に登場した新恐竜(といっても人間が作り出したもの)「ディストータス・レックス」を思い出しました。通称Dレックス。名前は「歪める」を意味する distort から付けられたそうで、とにかく大きく、恐竜というよりもモンスターに近いフォルムです。シリーズをずっと観てきた私も、思わず「これはもう恐竜じゃない」と感じましたが、なぜそのような巨大生物が登場するのかという物語の仕掛けや、ハラハラする展開はやはり楽しめました。 ...

2025-9-1