#232 おじさん構文

「おじさん構文」という言葉が定着して5年ほど経ちますが、いまだにLINEなどで、おじさんがおじさん構文(たとえ内容は真面目な業務連絡でも)を使っているのを見ると、なんだか嬉しくなることがあります。「あ、ちゃんと指標しているな」と、一つの文化を確認したような気持ちになるのです。 ...

2026-3-30

#192 メタディスコース

深澤ほか(2018)は、説得的な内容にするためのストラテジーという観点から、Hylandのメタディスコース(metadiscourse)研究を取り上げています。文章を書くとき、単に内容そのものを提示するだけでなく、どのように読者を導き、巻き込み、関係を築くかが重要であるという視点です。 ...

2026-2-18

#62 ちょっと読んで欲しいかも・・・

2025年9月25日の記事「つねに負け戦の婉曲表現」で触れたように、お手洗いに行くときに「ちょっと行ってくる」と言うときの「ちょっと」は、直接的な表現を避けるためのぼかし表現で、英語では “hedge(ヘッジ)” と呼ばれます(これまで「垣根表現」と訳してきました)。このような言い方は、<排泄>という直接的な行為をそのまま伝えることで相手を不快にさせないための方略として、婉曲表現として定着するに至っています。 ...

2025-10-1

#63 前置きで緩和する

昨日に引き続き、今日はヘッジ(hedge)について書きたいと思います。もともとは、ネガティブ・ポライトネス・ストラテジーとしてのヘッジを取り上げるつもりでしたが、Brown and Levinson(1987)を読み直す中で、以前「2025-8-24 本音が言いにくい」で考えた「これ言ったらハラスメントになるかもしれないけど…」のような“逃げ”の前置き表現に関係する部分があり、そちらを紹介したいと思います。 ...

2025-10-1

#46 つねに負け戦の婉曲表現

昨日、なんとか紀要論文を執筆し終えました…。その中で、瀬戸(1997)のユーフェミズム(euphemism, 婉曲法)の概念を、ある現象の説明に使ったのですが、改めて面白いなと思ったので、ここに書き留めておきたいと思います。また、これを読んでいて、大学院に入りたての頃に自分が書いたレポートについても思い出したので、少し触れてみます。 ...

2025-9-1