#186 リフレーミングの実践

リフレーミングの実践が、実際にどのように臨床場面で用いられるのかについて、家族療法家の事例が紹介されています。 一つ目は、6歳の女の子がいまだにおねしょをしてしまうというケースです。寝る前に水を控えるとおもらしの量が減るという報告を受け、セラピストは、おねしょの原因は娘本人に責任があるのではなく、本人とは切り離された「身体」にあるのだと説明します。たとえば、「今日から少し身体を調べましょう。寝る前にお水を飲まないことにしよう。そして朝起きてどうなるか調べよう…」と語りかけることで、問題の所在を「本人」から「身体」へと移し替えます。こうした枠組みの転換によって、状況が解消したという場面です。 ...

2026-2-12

#185 実践的コミュニケーション

リフレーミングについて、岡本(2013)を読みました。 冒頭ではまず、他者への行動変容を促すような、直接的・間接的な働きかけとしての実践的コミュニケーション・ストラテジーは、従来の言語学や会話分析、インタラクション研究においては、やや忌避される傾向があったことが指摘されています。ありのままのコミュニケーションの実態を分析することこそが純粋な研究である、という立場からすれば、意図的に相手の行動や認知に働きかける「技法」を扱うことには慎重にならざるを得なかった、というわけです。 ...

2026-2-11