#336 日本語の二人称について

朝日新聞の「その呼ばれ方、不快?」(7月8日)という記事では、日常の多様な呼びかけに対する一般の方々の声が紹介されていました。 たとえば、お店で「お姉さん」と呼びかけられたノンバイナリーの方が違和感を覚えたという声や、かつて結婚して子どもがいることが一般的とされた時代に、知らない大人から「お父さん・お母さん」と呼ばれることに「無理やり他人の空間に入れられるような感覚」を抱いたという意見です。その一方で、見ず知らずの人への呼びかけが「あの」や「すいません」くらいしか思い浮かばない現状を踏まえると、そうした従来の呼び方も、かつては他人を思いやる一つの形だったのかもしれないという指摘もありました。また、上司から「キミ」と呼ばれた際、「名前で呼んでほしい」という意思表示としてあえて返事をせず無視した、という女性のエピソードも綴られていました。 ...

2026-7-12