#263 落語の笑い
野村(1996)は、落語の特徴を以下のように分類しています。 まず、落語の会話は、演者の聴衆に対する直接の「カタリカケ」と登場人物どうしの会話の二重構造をもっています。これを自然会話と比較すると、登場人物の会話における発話には「同一人物の1回の発話がながい」「発話のかさなり(オーバーラップ)がない」「場面転換や時間の経過をしめす独白がおおい」といった特徴が見られます。また、発話におけるポーズ(間)には、「聴衆の反応をたしかめる」「場面転換を示す」「非言語行動をしめす」「登場人物のためらいをしめす」「演出上の強調を意図するもの」が多く含まれています。 ...