考察する若者たち

お勧めされて読みました。メディアの変化から、私達の行動の変化、欲求の変化を結び付けて考えさせられた一冊でした。「萌え」から「推し」、「批評」から「考察」、「自分らしさ」から「生きづらさ」へなどの変化が鮮やかに描かれています。

「考察」と「批評」に関して、

作者の正解を予想するゲームか、自分の解釈を発言する営みか、という違いだ。だとすると、「正解」らしきものを当てにいく考察からは外れた解釈をしてみたくなったとき、もしかすると本当にその作品の楽しさを見つけられるようになるのかもしれない。…批評とは、世界の見え方の固有性を愛する行為である。… アルゴリズムに評価されない、数値に変換されない、そういう自分の欲望や解釈や好きなものこそ、自分自身の固有性を教えてくれる。

本書の最後には「報われ最適化から抜け出すためのコツ」も書いてくださっているので、私自身も参考にしたい。