下山の時代を生きる

お二人のお顔もと思い、帯がついたまま写真を撮りました。 自分の在り方を省みる機会となる一冊でした。特に、文学部出身であることから、大学や文学部について、何が求められているかという箇所には胸打たれました。

世界のいろいろな課題に対して「日本人から見るとこう見えるんですよ」と言える人間をどれだけ育てられるか、ということだと思います。(平田)

これからは血沸き肉躍るまったく新しい文学部なんだ…(鈴木)

また、最後の方では、日本はゾーエー(祖先から自分という個を経て子孫へとつながる種族継続の意味での「種」としての生命のこと。人間も含めてすべての生物が生まれ死ぬまでの、「個」としての生命を指すビオスと対比されている)の意識がまだ強く残っているとされ、生物というものの全体を考える重要性が述べられています。

結局、人間、いや生物すべての個々の生命とは、祖先から受け継がれてきたDNAを子孫に伝えるための種の生命のリレー走者の一人にすぎないというのがゾーエーという考え方なんです。(鈴木)