今回は少し期間が空いてしまいましたが、気のゆくままに読み進められました。

訳者の行方さんは、大学院入試の際の『英語青年』の英訳・和訳問題の解説欄でいつも目にしていて尊敬していた方で、そんなこともあり手に取りました。

イギリスのエッセイの翻訳と行方さんならではの解説で、イギリスのユーモアや、人間共通の考え方などに触れることができました。

最初の隣人の騒音に悩まされるエッセイからは

「隣の連中に関して不思議なのは、知り合いになってみると、想像していた人とはまるで違うことだ。案外いいところがあるので驚く。」

に共感し、「思うだに震える」というエッセイからは、

「立法に関する限り、人々が恐れていることはー人々が期待していることと同じくーめったに実現しない。」

にちょっと安心し、「温度計随想」の後の解説では、

「長い人生を生きていくには、些細なこととも付き合っていくのが、正常な神経を保つ秘訣だ、というのでしょう」

の指摘に触れ、エッセイからの教えを大切に日々の気づきや出来事を大切にしていきたいと思いました。