美容誌『Oggi』のコラムで紹介されていたのがきっかけで手に取った一冊です。
「物事が継続できない」という読者の悩みに対し、ある回答者が本書の一節(「満点でなかったら0点と同じ?」)を引用して励ましの言葉を送っており、その内容に深く感激して購入しました。
本書には、250頭の牛を飼う牧場主のエピソードが登場します。彼は大切な1頭をトラに食べられたことに絶望し、「完全に揃っていなければ意味がない」と、なんと残りの249頭を自ら深い穴に突き落としてしまうのです。
この「250頭の牛」とは、修行者が守るべき戒律のたとえだそうです。一つの戒律を守れなかったからといって、
「完璧でないなら守る意味がない」
と全てを投げ出すのは、この牧場主と同じになってしまう……。著者はそう説いています。
コラムの書き手は、「1日できなかったからと投げ出しそうになったとき、残された249頭の命を思い出してほしい」と綴っていました。確かに、そう考えると「せめて残りの命を大切に、できる限り続けよう」という、前向きで優しい気持ちになれる気がします…。