
9月は並行して読んでいるものがあり、読破にはなかなか至れずだったのですが、こちらはものすごいスピードで読んでしまいました。 本書は、学部生・院生の講義録をもとに書かれているとのことでしたが、「あとがき」でも触れられているように、本としてまとめる際には、教員を元気づけたいという気持ちがあったとのことで、 とても勇気づけられる本となりました。
良い箇所をあげたらきりがないほどですが、いくつか引用させください。まずは、教育の本質について。
教育の本質が「こことは違う場所、こことは違う時間の流れ、ここにいるのとは違う人たち」との回路を穿つことにある…」
「教養と専門」についても、感じてはいつつも、そうだそうだと思わされる説明が…。教養教育は、コミュニケーションの訓練、専門教育は、内輪のパーティーと称されているのですが、
教養教育というのは…「自分と共通の言語や共通の価値の度量衡をもたないもの」よのコミュニケーションのやり方を学ぶためのもの
そして、教師が教壇から伝えなければいけないことは、
「私には師がいます。私がここでみなさんに伝えることは、私が師から伝えていだたいことの一部にすぎません。師は私がいま蔵している知識の何倍、何十倍もの知識を蔵していました。私はそこから私が貧しい器で掬い取ったわずかばかりの知識をみなさんに伝えるためにここにいるのです」
最後に、学びの扉を開く合言葉は…
「知りません。教えてください」