国際ビジネスコミュニケーション学会にて紹介されていた著書を読みました。偶然の幸運に出会う能力「セレンディピティ」のために何が必要かを説く本でしたが、自分の専門と照らし合わせて印象に残ったフレーズを紹介させてください。

「胸に満ちる万感の思いの中から、何を口にして何を秘めるか。そこにこそ、人間の世界観や価値観、尊厳や美質が表れるのであります。言うべきことと言うべきでないことを、自ら峻別する。無意識に垂れ流すのではなく、意識的に表に出すものをセレクトする。受け止めるほうも、相手の言葉がセレクトされた、吟味されたひと言であるということをわきまえる」

「表現は生き方の果実なのである。そのことを、胸に刻んでおいてくれたまえ。ヌルい人生からは、ユルい表現しか出てこない。心に響く言葉の背後には、必ず、厳しくも妥協しない生き方がある。」

どちらも、ことばを文脈や話し手の属性から紡ぎだされる選択と捉える社会言語学と親和性が高いと思い、強く印象に残りました。これらの言葉を胸に、私自身も、エネルギッシュにがむしゃらに生き自分のことばに命を吹き込んでいきたいと思いました。