神保町の中川書房で偶然出会った1冊。

現代アメリカ社会といっても1985年のものなので注意の必要アリ。だけれどもその内容は驚くほどに今と変わっていない気がする。

特に面白かったのは、

「仕事中毒の本家はむしろアメリカなのだ」

「水墨画に鉛筆で濃い輪郭をつけるような翻訳」

の章2つ。

前者では、マネジャー級で週平均70時間、社長クラスともなると100時間労働しているとのことだった。そして面白いことにそういう家庭ほど離婚率が低いとか。

後者では、川端康成の雪国の翻訳の中で、冒頭ではなくキスシーンの描写について取り上げているのが新鮮だった。タイトルは、英語の時制に当てはめる際に筆者が抱いた感覚のこと。言い得て妙。

前期の授業が終わったので、この夏は本読みの沈潜を図りたいと思います。